モータ関連試験装置

Motor Test

モータ負荷試験装置
耐久試験装置
出荷検査装置


数多くのモータ試験装置製作実績と豊富なノウハウ、お客様からの信頼を大切にしております。

特徴

東海テクノには研究・開発用途から生産検査用途まで数多くのモータ試験装置を製作した実績がございます。各種モータ向けの試験装置を製作した豊富なノウハウを生かし、お客様のご要求にあった試験装置をご提案いたします。

  1. お客様のニーズに合わせ幅広い容量・回転数に対応したモータ負荷試験装置を製作いたします。
  2. モータ負荷試験装置の負荷としてはモータ、ヒステリシスブレーキ、パウダーブレーキなど色々なタイプの物を取り扱う事が出来ます。お客様のモータの仕様や試験内容、設置環境にあわせ、適切な負荷をご提案いたします。特に負荷にモータを使用する装置の場合、お客様のモータの誘起電圧や回生状態の試験も可能になります。
  3. 温度・湿度を変化させた状態でのモータ負荷試験装置の製作可能です。
  4. さらに制御・試験ソフトウェアはお客様のご要求を盛り込み、より使いやすい形にしてご提供いたします。
  5. レアショート試験などを行う巻線試験装置(モータ静特性試験装置)も製作いたします。
  6. 長時間動作させる耐久試験装置も製作いたします。
  7. 生産ラインの出荷検査装置も製作いたします。

東海テクノ社内の試験ベンチをお客様のモータの試験にご利用いただけます。
レンタルに関する詳細はこちらをご覧ください。

仕様

モータの形状・仕様は各種様々で、検査内容や装置の形状などはお客様毎に違います。
東海テクノではお客様の検査・試験条件や環境に適した装置を、下図の構成をもとにカスタマイズしてご提案します。 また装置一式でなくても、部分的な装置や治具も製作致します。

自動試験機の構成

手動試験機の構成

パソコンによる制御及び測定

パソコン画面上で、試験シーケンス(負荷モータのトルク値、速度、ステップ時間等)を設定して頂き、指定された回数、試験シーケンスを実行します。
また、測定機器からの測定データをCSVファイルでパソコンのハードディスクに保存し、測定データをグラフ化することも出来ます。 負荷モータの制御だけPLCで行うシステムも製作出来ますので、お気軽にご相談下さい。

モータの力行状態から回生状態までを連続で試験

負荷としてモータを使う事で、供試モータの力行状態から回生状態までを連続して試験することが可能です。これにより、試験の手間を削減することが出来ます。

力行状態
供試モータの回転方向に対し、負荷モータがブレーキをかけている状態。

回生状態
供試モータの回転方向と同じ方向に負荷モータが回っており、供試モータより負荷モータの方が回転数が高い状態。

モータ試験ベンチ(モータテストベンチ)

供試モータ、トルク計、負荷モータ(ブレーキ)を取付けるモータ試験ベンチ(モータテストベンチ)のみの製作も承ります。お客様がお持ちのトルク計などに合わせて製作します。トルク計をお貸しいただければ、トルク計と負荷モータ(ブレーキ)の軸の芯出しも行います。
またご要求に応じて負荷モータ(ブレーキ)が付いた構成のモータ試験ベンチも製作可能です。定盤には供試モータ取付金具、トルク計取付台、負荷モータ取付金具を固定するためのネジ穴を複数個所開けて製作いたします。これにより取付位置を変更する事が可能になり、さまざまな供試モータを取付けることが出来ます。定盤の底にはキャスターも付いているので、設置場所の移動も楽に行えます。定盤を床に固定するためのアンカー金具もご要求に応じて製作いたします。

製作例

基本構成のモータ負荷試験装置

モータ負荷試験装置としてはもっとも基本的な構成の製品です。
※小容量モータから大容量モータまで、お客様のモータ形状・仕様に合わせて試験装置を設計・製作致します。

試験項目
無負荷試験

回転数・電圧・電流

負荷特性試験

負荷を増加させ回転数・電圧・電流・電力・負荷トルク・力率を測定

拘束負荷試験

モータ軸をロックし、電圧・電流・トルクを測定

環境条件を変えたモータ負荷試験装置

供試モータを恒温槽に入れた状態で負荷試験を行うことが可能です。試験条件としては高温、低温、湿度を変更出来ます。

試験項目
無負荷諸元測定

回転数・電圧・電流・電力・起電流

負荷特性測定

負荷を増加させ回転数・電圧・電流・電力・負荷トルク・力率を測定

拘束負荷試験

モータ軸をロックし、電圧・電流・トルクを測定

モータ表面温度と巻線温度測定

巻線抵抗の測定値から演算推測

誘導モータ・サーボモータ・
DCモータ等各種出荷試験装置(モータ動特性試験装置)

試験項目
モータ特性測定

電圧/無負荷回転数/最大電流/最大出力/効率/最大トルク/誘起電圧測定/位相測定 /振動測定
その他お客様のご要求に応じて測定項目を追加いたします。

フィードバック制御測定

負荷モータから外乱トルクを加えた時の、フィードバック制御特性を測定します。

センサ特性測定

エンコーダの位置センサ精度測定及びセンサ応答性測定をします。

一定の角度範囲内で往復動作をするモータの試験

パワーステアリング用モータ、電磁弁、電動扉、ワイパーなどの往復動作をするモータの負荷試験装置です。
マイコンなどのコントローラを使用し、ある角度範囲内で往復動作するモータの角度vsトルクの特性を測定することが出来ます。

角度 VSトルクカーブ

  1. 角度毎のトルク値のリストをあらかじめ作成
  2. 作成したリストのデータをメモリに保存
  3. メモリしたデータのトルクを順番に印加
    (高速で行う場合はマイコンなどを使用してトルクデータを実行します。)

巻線試験装置/コイル試験装置(モータ静特性試験装置)

巻線抵抗、絶縁抵抗、耐圧試験、インパルスといった静特性を自動で試験する装置です。
ご要求に応じて、ステータのみの試験における回転方向確認試験も行えます。

三相交流電源:TKI30503P(誘導モータ固定子試験用)

誘導モータ用固定子(ステータ)の試験に最適な電源

誘導モータ用固定子(ステータ)の巻線方向を確認するには、巻線に三相交流電流を流して回転磁界を発生させ、検査用ロータの回転方向を見る方法があります。この場合、ロータが回転し始めるまで徐々に三相交流電圧を上げていく必要があります。スライダックを使用して電圧をゼロVから上げていく事も可能ですが、繰り返し使用することにより磨耗すると言う欠点があります。
本電源(TKI30503P)は磨耗などの心配もなく、さらに保護機能などにより安全性も高いため、手軽に生産現場などでご使用頂くことが出来ます。

※PWM出力なので、無負荷モータを動作させるなどの用途には適していません。無負荷モータ動作用の電源仕様につきましては、別途ご相談下さい。

大電流容量

最大30Aまで出力する事が出来るため、大きな誘導モータの固定子(ステータ)試験にも使用出来ます。

専用の保護機能

固定子(ステータ)に長時間大電流を流し続けると、発熱や燃焼の恐れがあります。
本電源(TKI30503P)には電流制限だけでなく、1分間で出力を自動的にOFFする機能が付いています。万が一、電流を流した状態のままにしても、安心です。

入力

相数

三相

電圧

AC100V

周波数

50Hz/60Hz

消費電流(最大負荷時)

11A

皮相電力(最大負荷時)

3.8kVA

力率(最大負荷時)

0.8

出力

出力波形

PWM波形
(8kHzスィッチング)

電圧レンジ

050V

最大電流
(正弦波における実効値)

30A

相数/線数

三相/三線

周波数

55Hz

各種機能

保護機能

過電流・高温保護・
ウォッチドタイマー
1分間で出力を自動OFF

電流制限機能

30Aまで1Aステップで設定可能

外観

ケース素材

ステンレス

外形寸法

(W)300mm×(D)410mm×(H)64
5mm

重量

約60kg

ファンクションテスタ(インバータ、サーボアンプ等)

DIY用DCモータ負荷試験装置

モータ負荷試験ベンチのレンタル


お客様のモータを当社ベンチで試験いただけます。

※試験ベンチの貸出は行ておりません。当社にお越しいただき、試験ベンチをご利用いただけます。

特徴

東海テクノの工場に設置されたモータ負荷試験ベンチをご使用いただけます。

東海テクノは各種モータに対応したモータ負荷試験装置を数多く製作し納品してきました。さらに、東海テクノ社内にもモータ負荷試験ベンチを導入し、お客様のモータの試験も本試験ベンチにて実施致します。

お客様のモータの負荷試験を行います。

モータ負荷試験装置の導入を検討する上で、実際にお客様のモータで試験動作を確認したい場合などにご利用ください。また、モータ負荷試験装置の導入予定が無くても、スポット的にお客様のモータの負荷試験を行っていただく事も可能です。

※お客様のモータを取付ける治具を製作する為、費用につきましてはお問い合わせください。

モータ負荷試験ベンチのご見学も可能です。

特にお客様のモータをご用意いただかなくても、モータ負荷試験のデモンストレーションを行います。モータ負荷試験装置をご検討する上で、お気軽にご見学ください。

インバータの特性試験にも使用できます。

※インバータの試験をする場合は、お客様にて仮のモータをご準備ください。

インホイールモータの特性試験の様子

仕様

ご使用いただけるモータ負荷試験ベンチの主な性能

【1】負荷モータ

負荷モータは2種類準備しております。

自荷モ一夕1

種類

サーボモータ

定格容量

9.0kW

定格トルク

28.6N • m (@3, 000rpm)

定格回転数

3, 000rpm

最大回転数

5, 000pm

自荷モ一夕2

種類

主軸モータ

定格容量

7.5kW

定格トルク

48N • m(@1, 500 pm)

基底回転数

1,500pm

最大回転数

10, 000rpm

※社内の設備として所有しているモータ試験装置の負荷仕様になります。上記以外の容量のモータ試験装置も製作・販売いたします。

【2】トルク計

トルク計

トルク測定範囲

1000N・m

最高回転数

15,000rp

【3】電気測定

電気測定

スコープコーダ

DL950(6ch)

パワーメータ

WT1806E(6エレメント)

電流センサ

CT200(200A 6個)

※測定器はご持参いただいても大丈夫です。

【4】お客様のモータ取付治具

お客様のモータを取付ける治具は、モータの形状に合わせて製作いたします。

※治具は有料です。
※上記仕様以外の大容量、小容量のモータ試験装置も製作・販売いたします。